百人一首046,047,048…曽禰好忠、恵慶法師、源重之 この3人の歌は割合に名歌 公開日:2022年2月10日 国語書物感想百人一首 曽禰好忠(そねのよしただ) 由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ 恋の道かな [現代和訳]由良の海峡を渡る船人が、かいをなくして、行く先も決まらぬままに波間に漂っているように、わたしたちの恋の行方も、どこへ漂 […] 続きを読む
百人一首045…謙徳公 公開日:2022年2月9日 国語書物感想百人一首 本名は藤原伊尹(ふじわらの これただ / これまさ)。 哀れとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな [現代和訳]捨てられた私を哀れだと同情を向けてくれそうな人も、今はいません。消えていく日を、どうす […] 続きを読む
百人一首043,044…権中納言 敦忠、中納言 朝忠 似たような位名と名前で混同しがちな2人だ 公開日:2022年2月8日 国語書物感想百人一首 権中納言敦忠(ごんちゅうなごん あつだた) 逢ひ見ての 後の心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり [現代和訳]このようにあなたに逢ってからの今の苦しい恋心にくらべると、昔の恋心の苦しみなどは、全く比べものにならないく […] 続きを読む
百人一首042…清原元輔と東日本大震災 公開日:2022年2月7日 国語地震や災害書物感想百人一首 清少納言の父に当たる 契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波こさじとは [現代和訳]かたく約束を交わしましたね。互いに涙で濡れた袖をしぼりながら、波があの末の松山を決して越すことがないように、二人の仲も決して変 […] 続きを読む
百人一首040,041…平兼盛、壬生忠見 「天徳歌合」で対決する 公開日:2022年2月6日 国語書物感想百人一首 平兼盛 (たいらのかねもり) 忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで [現代和訳]人に知られまいと恋しい思いを隠していたけれど、隠し切れずに顔色に出てしまった。何か悩みがあるのではと、人が尋ねるほど […] 続きを読む