中学3年間で習う英語文法をすべて説明・練習できる

本教材は、中学1年から中学3年レベルまですべてを、と言ってよいほど、カバーしてあります。利用の仕方で、いくらでも速く進めることもできるし、じっくり進むこともできます。難関高校を受ける予定なので急ぐという人は、1年半ぐらいで済ませることもできるし、そうでない人は3年かけてじっくり、も可能です。

小学生で英会話教室に通っているが、学校で定期的な英語の授業がない人、あるいは高校生になったはいいが、どうも中学3年間の後半は英語が苦手になって、実力ではなく、総合点や内申点で進学できた人、高校1年や2年になってまで、まさか中学校レベルを教えてもらうのも恥ずかしいし、という人にも合うでしょう。

もちろん学習する人は学生でなくてもよく、社会人だけどもう一度基礎からやりなおすつもり、とか、子供が英語に興味を持ってきたし、もう一度基礎からやりなおしてみたい、という保護者の方の味方にもなるでしょう。

テキスト自体は、昨日今日できあがったものではなく、20年ぐらいの間に改良を繰り返してできあがったもので、もしかすると「40年前の塾設立の最初からともにあった存在」がこの「VITALs」ではないかと考えています。

これを使って学習を済ませた人が、中学部では公立高校や高専に合格していますし、高校でも英語の学習を順調に進めていますから、レベル的に全く問題はないと思います。

英文法の「書く」学習に絞った。

最近聞いたり、読んだり、話したりの教材は多いです。だがそれでは「試験では書けなければアウト」という肝心のハードルをクリアできないでしょう。そこをいかに克服するか、に的を絞りました。日本語で漢字は読めても、それを正確に書くためには、訓練がいるのと同じです。

この教材を使って市販の問題集に掲載されている英文法の問題をどう解くか、も裏の狙いです。今のところ分量的に長文問題は一切入っていません。

テキストを読み、その練習も問題を自分で解答し、それが正解になることが目標ですが、どうしてもわからなければ、解答を写すことでも理解の一歩になるでしょう。ただしその場合は、後日見直し、考え直すことが必要です。写すことも書くこと、と位置づけ、何かの役に立てば、と解答のほとんどの文に和訳を付けました。

徹底的に書記・筆記の反復練習に的を絞った。

正直に告白すると、反復が徹底的過ぎて、解答を作っている私が嫌になったぐらいです。否定文・疑問文への「書き換え転換練習」にかなりの時間を割くことになるでしょう。

人に苦労を押し付けるのだから、私自身も何度も解答を見直しましたが、まだ間違っているかもしれません。その時はご一報を願います。

さらになるべくフェアに事を進めるために、一般動詞、それの過去形、よく使う形容詞や名詞などは最初にあげて、練習して、テストできて、覚える工夫をしました。まずそれらを覚えてから進まないとしんどいのは確かですが、覚えながら進んでもよいでしょう。ただし最終的には全部覚えてください。初心者は怠けていけないのです。

説明しなければいけないものは、ほとんど説明してある

英語も数学も説明しなければならないことは元々決まっていて、どんな優れた教師でも、そうでない教師でも、授業として伝えるべき内容は同じです。ただその教師自身の人気や、評判、そして生徒たちの受信能力や置かれている環境などが、理解の違いを生むのです。

また説明を受けるだけでなく、なんとか覚えよう、と実行した生徒だけが成績を上げることができますが、普通の人が1回で知り、覚えることができる量は限られています。だから回数をこなす必要があります。

当たり前ですが、難しいことほど、なかなか、覚えられません。英語や数学の学習は、この点が特に著しいため、毎日実行しないと効果が上がらないでしょう。継続力も大切です。

中学1年生の範囲が一番多い

テキストを作ってみて、再確認したのですが、中学1年生の範囲が一番勉強すること・知らなければいけないことが多いのです。だから中学1年生は2年間欲しいなあ、と馬鹿なことを考えていますが、現実はそうもいきません。

ですから、中学1年生の範囲を、早めに手を付けて、しかもじっくり何度も練習しなければならないのです。そうすれば2年~3年の範囲はスムーズに進めると思います。

まだ販売を開始していない、G1 Chapter 15 「命令文・否定疑問文・選択疑問文・感嘆文」と、G3 Chapter 4 「関係代名詞」、G3 Chapter 5 「分詞の形容詞的と形容詞節」、G3 Chapter 6「間接疑問文と頻出の構文」は、現在点検中で、2021年前半に発表できる予定です。

なお、Amason の Kindle Unlimited に加入しておられる方は、現在購入費なしで読み放題です。ぜひ目を通してください。