年なのか指が痛くて

最近更新がないのは1つ、2つ、3つ理由がありまして、一つは年なのか、指先が少し痛くなる頻度が増えてきたことです。だもんで、キィーボードに触る時間を意図的に少し減らしているんです。
これは時間をかけて解決していこうと思っています。

もう一つの理由は、あまりにも自分の予想通りに混乱ぶりが進み、こうなってしまうと、当方ごときが何を叫んでも、変わるわけでもないでしょうから、まあ行き付くところまで行ってもらいましょう、と見切りを付け、黙っているだけです。

予想通り進むけど、心も痛い

でも特に英語分野ですね。3~4年ほどこの教科書に触れ続けているんですが、見れば見るほどホンマにひどい部分があり過ぎて、やっつけ仕事がバレバレです。これは改革はしたが、改良ではないな、改悪だろう、と判断しています。

一番の「被害者」はもちろん、特に公立中学に通う生徒たちです。これは数字にでています。

令和5年度 全国学力・学習状況調査の結果
これの23ページ目が興味深いです。

改訂版が出るんだって

で、今度は改訂版が出るそうですが、どうなるんでしょう?失敗だったと認めて、元に戻すのなら、これまでの生徒たちに謝罪する必要が出てきますが、まずやらないでしょう。いやまだこれからだ、としてさらに「進める」のなら、「犠牲者」は増え続けることになります。どちらに転んでも、詰んだな、と考えています。

というわけで、しばらく呆れて思考停止していた当方は、ようやっと気を取り直しまして、もういいや、別の道を切り開こう、同時にせめて自分の半径5メートル以内は安全であって欲しいと考え、目下鋭意努力中です。さて、入試が終わったので、勝手な感想を書きます。

(1)1年生の最初からきちんとやっていれば、非常に楽である

当然と言えば当然ですが、やっぱりここが一番大切ですね。具体的に言うと、お金は惜しんだ方が良いですが、出す方向を十分に検討するべきである、と思います。ただ最初はあまり効果はでないと思います。あまりにも乗り越えないといけないことが、学科的にも、精神的にも多いからです。特に最近の教育は「寄り添う」が合言葉です。教師側に引っ張ってくれる姿勢を期待することは難しいし、生徒側も「引っ張られること」に慣れていない。コーチングとコーチャブルの能力が双方にあるか?という問題でもあります。うちは大丈夫ですけど。

ちなみにこの記事をご覧ください。

イチローも警鐘を鳴らした…「大人に叱ってもらえない」Z世代が直面する「やさしさという残酷」

いや大変な時代です…..

(2)英語も数学も最初が肝心、絶対に最初に押さえるべき科目であることを強く認識するべき

あ、他の科目は楽勝だ、と言っているのではないです。ただ英語や数学は「覚えておかないといけない手続き」が大変多く、途中から各分野との連携が煩雑さを増す、やっかいな科目で、どの分野も手が抜けない、ということです。ある意味、あちこちの部門にハンコをもらいにいく役所仕事みたいなところがあります。

しかし理科や社会はそういう連携はありません。気象分野はあまり理解できなくても、イオンはわかる、とか、歴史の江戸時代は苦手だが、世界地理はわかる、というのはざらにあります。それにどうしても好き嫌いが先に立つのが、1、2年生でしょうから、そこは宥め賺して進めていけばいいのではないでしょうか?

(3)中学校は小学校と全く違う、かなりハードな環境だ、と覚悟した人が成功する確率が高い

「精神的な成長」を遂げた人は本当に大丈夫です。別に高尚なことでもなく、俗っぽく「アイツはオレと違って、●●が凄い」と認めるだけでも、変わってきます。自分と他者を比較することでの客観視化とでも申し上げましょうか。子供というのは自分が世界の中心です。ですが適切に他者を認識することで大人になっていきます。その一歩がこれなんです。

(4)小学校での準備はとても大切

これは再三再四、ブログ内でも強調しました。「江戸時代の牢屋に入る時は『ツル=お金』を持っていかないとコテンパンな目に遭う、中学校でも同じ」という類のものです。中学受験並みにやりなさいよ、ではなく、基本的な計算や割合の概念、図形の基礎などを知っておこう、折りに触れて、復習しよう、ということです。

まあこんなところでしょうか。
とにかく、受験生だった皆さん、入試の結果はともかく、なんとか終わってお疲れ様でした。
新高校1年生、新大学1年生としての、次の目標を早く見つけて、進んでいきましょう。当方も進みます。

ではまた。