GWだが、特に行く所もないのでブログ更新

もし英語だけ、数学だけを勉強するなら、案外多くの人が結構できるようになるのではないか、と考えている。

でも学校では5科目プラス4科目を勉強しなければならず、行事もあり、遠足にも行かなければならず、給食・お弁当の昼ごはんもすぐ食べて、昼休みを満喫しなければならない中学生にとって、のんびりしたことは、言ってはいられないのである。

実はこれは勉強を教える側である教師・学校、そして文科省の指導の下の教育行政執行部にとっても同じで、未来を担う中学生諸君にはあれもこれもやってもらいたいのだが、あれもやりなさい、これもしなさいと押し付けてしまうと、彼らがパンクしてしまって、結果「もうや~めた」とならないようにしないといけないから、さじ加減が難しい。

取り返そうと藻掻いている人はGW中にも頑張りましょう

小学生でも早熟な児童とぼんやりしている人の差は大きい。しかし中学生の場合はもっと大きい。特に男子は1~2年生中期まではよく熱を出す「突発熱」や、体のどこかが痛くなったりする「成長痛」に悩まされる中で、勉強をしていかなければいけないし、不順月経に悩む女子も同じだ。

また男女ともに「中2病」という精神的奇病を発症することも多いし、反抗期でもある。あるいは中1ギャップに陥り、小学校での自分の甘さに悔い、そこから脱出しようと藻掻く人も多い。今、GW中で人は休んでいる。人が休んでいる時こそ、ねらい目だ。

英語集中とか数学集中の週や月があっても良いのでは?

さて、もう少し余裕を持って進めればな~といつも思う。具体的には、英語だけ集中優先の月、とか数学集中優先の月とかの「月極(?)単位制」の中学校が、標準装備の制度になってもらいたい。

そうすれば結構多くの中学生がなんとかなるのではないか。
しかし文科省はカッコよく「アクティブ・ラーニング」に切り替えていくと言う。

アクティブ・ラーニングとは文科省の「用語集」より

教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法

とある。

本筋には賛成だが

「能動的な学修への参加」は大いに賛成だ。何かを習うのなら、嫌々やるより「よしやるぜ!」のほうが身につきやすいのは、当然だからだ。ただし「能動」とはどういう形態をいうのか、そのへんが不明だ。

身体が動くから「能動」というわけではないだろう。何かを難しいことを理解しようとして、じっと書物を読んでいる場合も十分「能動」なのではないか? しかし現代の子供や若者はそもそも本を読んでいるのだろうか。作家・林真理子氏は警鐘を鳴らしている。

林真理子「堤さんが現代を見たらがっかりする」

もうちょっと続く。