時間帯は2つ・指導形態も2つ

当塾では、午後6時~7時30分、7時30分~9時までの時間帯に分けています。

個人指導の場合は6時~7時30分の早い時間帯を、小集団指導(2人~最大4人まで)の場合は、後の7時30分~9時の時間帯を選ばれることを当方は希望します。しかしすべては、ご家庭や当人の現状などを鑑みて、ご相談の上で決定いたします。

開始時刻を早目に設定した理由の一つは、伝統的に存在した部活動の消滅と部活指導の外注化開始⇒外部クラブの隆盛などの、社会的な変化を踏まえてのことです。それならばいっそのこと、当塾が「部活動」みたいになっても良いな、と考えました。スポーツに秀でる人が人気者になるのが今までの常でした。対して勉強する人は「ガリ勉」と呼ばれ、下に見られていました。でも時代は変わったのです。フィジカル一辺倒で力業勝負の「昭和」は完全に終わり、これからは勉強を熱心に頑張る人も、積極的に称賛される時代になるでしょうし、そうならなければいけません。

もう一つの理由は、やはり英語学習の難化です。難化というより、混乱と言った方が良いかもしれませんが、どちらにしても「難化」でしょう。特に小学校で「ある程度は学習している」前提で事が進むため、いきなり中学1年生でずっこけてしまい、その時の傷が長引いてしまう人が続出しているからです。もちろん挽回できる人もいますが、自分から敢えて困難な道を選択する必要はないのでは、と当方は考えます。よって、今まで部活動に振り分けていたエネルギーと時間を、中学1年生の前半から中盤の間に、英語学習の確固たる基礎を築くことに傾注して欲しい、また、そうしなければならないと思うのです。

特に今、現在、中学生を子供にお持ちの保護者の方 ― 恐らく40代から50代の方が多いでしょう― にお願いするのですが、ご自分が生きてきた中学生時代と同じように考えることだけは、絶対になさらないでください。あなた方が過ごした1980年代から1990年代は、土曜日が半ドン=午後まで授業があったため、授業時間に関しても余裕があり、批判はありましたが、ゆとり教育と呼ばれ、学習内容にも余裕があり、そのため部活動も楽しめる、中学生がゆったりと子供のまま過ごせる、言い換えれば牧歌的な時代でした。

しかし今は全く違います。自分たちがやったこともないことを、平気で子供たちにやれと押しつける、無責任な教育関係の大人たちが招いた、とんでもない時代になっています。特に英語学習にはこれが当てはまります。中学3年生の教科書から抜粋すれば、リスニングの場面で be delayed、due to、until、repeat、temporarily、shortly、be sorry to、announce、service、signal failure、repair、estimate、offer、option、 entire、in a hurry、instead、consider、crowded、recommend、inconvenience、apologize、update、restart などの単語が平気で使われているのです。何となくおわかりとは思いますが、これは駅のアナウンスの聞き取りです。興味がある方のためにurlを貼っておきます。

三省堂 中学3年 英語 New Crown p13 Take Action Listen 1 電車の運行情報

本当に授業でやるかどうかは不明で、憲法のプログラム規定のような「努力目標」であって欲しいのですが、教科書に掲載されているのは事実ですから、かなり覚悟する必要があると当方は考えます。

しかしまともにやっては勝ち目はありません。混沌の中に存在する「道」を見つけて進むことが肝要であり、当方はその道を知っています。そのためにも時間的な余裕が欲しいので、入塾されるならなるべくお早めに、とお勧めします。

小集団コースと個人指導コースの特徴説明

2025年4月現在での枠組みは以下のようになっています。

曜日と
時刻
6:00
~7:30
個人指導
個人指導
個人指導
ただし9時まで
予備
10:00

11:30
7:30
~9:00
小集団コース
小集団コース
小集団コース
小集団コース
予備
1:00

4:00
予備
7:00

10:00

個人指導コースのご紹介

学校の英語や数学の授業が理解しにくいので得点が振るわず、基礎から始めたり、あるいは基礎からやり直したい人に向いている講座です。多くの「できない人たち」をサポートしてきた経験を生かして、丁寧に指導していくのが特徴です。

同時に、部活動にはある程度「折り合い・見切り」をつけて、疲れないうちに、早い時間帯に来塾し、帰宅したらすぐに復習するなどの、しばらくは勉強に専念できる環境を整える必要があります。またその人の理解度にもよりますが、土曜日や日曜日にも授業を行うこともあります。

個人指導の場合の指導料
中学1年生 1回の指導費 2,500円×出席回数
中学2年生 1回の指導費 3,000円×出席回数
中学3年生 1回の指導費 3,500円×出席回数

小集団指導コースのご紹介

人は切磋琢磨することで伸びていきます。それが仲の良い友達であるなら、なおのことです。しかし馴れ合いを避けることも必要です。そのための監視役も当方が務めます。小集団授業は2人~4人までのグループに分けて、1回90分・週に2回、月8回程度の授業指導を行います。お友達を誘って一緒に頑張ってみませんか?今主流の「個別指導形式」とは違った「味わい」があると思います。

当塾のような個人塾では、学年が揃わない年もあります。すべては対話から始まりますので、まずはご連絡ください。ご相談のうえで、時間を捻出できるかもしれません。

小集団指導の場合の指導料
中学1年生 1回の指導費 2,000円×出席回数
中学2年生 1回の指導費 2,250円×出席回数
中学3年生 1回の指導費 2,500円×出席回数

どのコースでもテストが終われば、少しの間、休みを設けます。とにかくテストに向けて、全力を尽くしましょう。終わってしまうと、いくらあがいても、無駄です。

入塾金等はありません

塾設立以来、入塾金などの「前金」は受け取っていません。また月の費用も、月の終わりに請求して収めていただく形をずっと採用しております。その際「月末レポート」と称する報告書を添えることも、恒例になっています。

なお教材費は必要に応じていただきますが、毎月あるものではなく、あっても極少額です。

集中講習について

中学2年は、12月末の冬期講習と、中学3年になる直前の春には必ず春期講習を行うことが、恒例になっています。

中学3年は夏休み中と、12月~1月の2か月の間に集中講習を行います(普通は月15回~17回)。講習費用は、実施回数と難易度によって決定いたします。その他の時期や学年は、学習の達成度を観察しながら必要に応じて実施します。詳しくは、お問い合わせください。