「土日曜日に塾に来て、暗記中心の勉強をする」には先輩がいた

まあ大半の人は「嫌だな~、面倒だなあ、日曜日ぐらいゆっくりしたい!」と思うでしょう。実はこちらも「日曜日に来てまでとは、ちょっと可哀想だな」とは思っています。

話は30年前の「私にとってのキセキの世代」の時に遡ります。彼らは大変優秀でした。しかし色々と事情があって、塾としての勉強の再出発は、高校1年生の10月、つまり入学して半年後、残念ながら1年生の夏休みを空費した状態から始まったのです。

新学力観と私にとってのキセキの世代(1)

始めてみると、彼らでもあれこれ「行き詰っていること」「理解できていないこと」「混乱していること」が英語にも数学にも多々ありました。数学は担当の先生に、平日に授業を入れてもらい、お任せすることにしたのですが、問題は英語です。当時の英語は文法も複雑で、読解もレベルが高く、それに追いつくのは中々大変なことが予想出来ました。彼らとて、順風満帆な状態でスタートしたわけではないのです。

「うさぎと亀」の話は誰でも知っている

そこで彼らには「ちょっと大変だが、土曜日の夜と、日曜日に少しづつ取り返そうと思う。その日にまじめに勉強している人は高校1年生にはあまりいないだろう。追いつきたいなら、追い抜きたいなら、この2日を活用することだ。もちろん部活や試合があるかもしれないが、疲れていても、今はなんとか都合をつけて欲しい。こちらも柔軟に対応・善処する」と呼び掛け、毎土曜日と日曜日に3時間ずつ文法と単語を覚えなおす作業を入れたのです。

少しづつ努力するものが最後に勝利する「うさぎと亀」や「アりとキリギリス」の寓話は、多くの人が知っています。人より遅れている、あるいは自分の理想の基準に達していない時に、人と同じことをしていたり、普通の合計時間と同じ程度の量で満足しているのでは、追いつくことも達することもできません。それに土曜日や日曜日はそもそも労働者のための休日であって、学生のための休日ではありません。学生にとっては休日は休む日ではなく、自分の足りないところを補うための日だ、と考えて実行することが必要です。

各ご家庭でも同じではないかと

また労働者である家庭運営者のお父さんやお母さんも、休日に完全に「休んでいる」のでないはずです。多くの家庭人は、休日に買い出しに行ったり、壊れている個所を補修したり、親戚を訪問したりなど、「仕事のない日にできること」をこなしています。

そうしないと、ご夫婦どちらかの負担が大きくなり過ぎ、結果的に家庭内不和が勃発、最悪の場合、離婚や別居になってしまうかもしれません。独身時代の癖のまま、休日に昼2時過ぎまで寝てばかりいる新婚男性が、新妻に「あなたといても人生が面白くない」と離婚を宣言されてあたふたした例もあり、何事にも自覚が必要という良い証左です。ただし完全な休日を過ごすことを否定しているわけではないです。

閑話休題

彼らにも以上(?)のように説き、納得の上、土日特講を組み、その結果、半年ほどで、遅れを取り戻せて、2年生からはめでたく再スタートが切れたことを覚えています。ただし土日曜特講授業は、今度は「追い抜く」ためにそのまま継続したのです。これがまた大きかった。というのは2年生の終わりぐらいから3年生の期間全体は、土・日曜日の昼間は模擬テストが入ることが多くなり、授業どころではなくなるからです。

よって高校生は2年生の終わりまでに復習を完了しておくことを目指すべし、です。推薦のない、あるいは推薦を取れなかった学校にどうしても進みたいのなら、一般入試で実力突破するしかないです。そのために定期テスト⇒苦手発見⇒苦手対応⇒模試⇒苦手発見⇒苦手対応⇒定期テスト⇒苦手発見⇒苦手対応⇒模試の「学力増強ループ」にうまく乗ることがポイントで、成功できれば怖い物なしになります。

彼らでも大変だった、もっと普通の人ならば…

阪大を始めとする国公立大・関関同立完全制覇を成し遂げたあの彼らでも、苦労したことを鑑みれば、もっとレベルの足りない人たちは、もっと努力しなければ現状を突破することなど不可能に近い、ことはもうお分かりでしょう。思い付きで「土日特講」を打ち上げたのではないのですし、現に今でも必要とあれば実行することが多いのです。

お知らせ…少しリニューアルしました

今までの記事で、ぜひ読んで欲しいものをトップページに表にまとめて、ピックアップしておきました。それらからお読みになれば、当方がどう考え、何を目指しているかが、恐らくおわかりになると思います。ご面倒をおかけしますが、ぜひご高覧ください。

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