ビジネス用語だけど

クローズは「閉まってます=まだ開いてません」、クローザーは「野球での最終回に登板して試合を締めくくるピッチャーのこと」、そししてクロージングとはビジネス用語で「契約締結の実現をすること」だ。

私はこれを自分流に置き換えて、広い意味では「本人の希望通りの高校へ合格すること」、狭い意味では「あまりレベルの高くない私立ぎりぎりの人がちゃんと合格して、二次募集になることを避ける」の2通りに分けて、これは守るぞ、と自分に言い聞かせている。

よくこのブログ上で言っているが、私はどんな人でも基本的に学習指導を引き受けている。ただし時間がない時はさすがに無理で、断っている。あるいはまったく勉強する気がない人も、最初から断っている。それぐらいはないと無理だからだ。まあ狭い日本、別に勉強ができなくても、何らかの方法で生きていけるだろう。ただししんどいことは覚悟した方が良いけど。

ちょっと余談

就活時期に問題になる「学歴フィルター」という言葉がある。この前、マイナビの「大東亜以下~」という文字について「炎上」して、マイナビが苦しい言い訳をしていたが、世間的には「やっぱり」という話題になった。色々な意見があるとは思うが、私個人としては、目下、現在、今のところ、自分に特殊な才能が見つからないのなら、取り敢えずビール、ではなく、取り敢えず勉強しておいた方がいいと思うだけだ。ほんの一時期だが、この努力への見返りは大きい。

まあ親としてはなるべく有名なところに進学して欲しい。ここで賢いお母さんならどう言うか、モデルケースを紹介する。けらえいこ先生の「あたしんち#679」からだ。主人公のみかんが最初はお弁当のことで文句を言い、それを聞いたおかあさんが「最近、子供を喜ばすのが難しい…」と嘆いていた。

後味の悪いまま、学校課題の「将来の夢について」の小論文をやろうとして、躓いてしまったみかんがおかあさんに「私には明確なビジョンがない!」と今度はみかんが嘆く。それに対してのおかあさんの返答が「学歴は夢がダメだった時の保険でしょ。とにかく大学は有名なトコへ行きなさい」と、洗濯物をたたみながら助言するラストシーンだ。なんだか感動してしまった。

話は戻って

時々だが、中学3年生の6月ぐらいに「なんとかなりませんか」と訪塾されてくる人もいる。当然すごく点数は悪い。5月にある中間テストの衝撃で来訪するのだ。

ここで少しアドバイスしておく。
中学3年、最初の1学期中間テストは結構難しい。学校の先生が「3年生になったから一発かましておくか」と考えているからだ。特に数学は、甘く見て惨敗ということが多い。

例の和の平方公式と差の平方公式を分かった気になって、あまり練習しないでテストに向かうと、ものすごいカウンターを喰らう。特に良くあるミスが、中間項の 2ax を忘れてしまうことだ。もちろんこれだけではないが、数学をさぼっているツケがドンとやってくるのがここだ。

英語も受動態とか、現在完了形の登場で「過去分詞」の出番だ。ということは原形=現在形、過去形、過去分詞形、現在分詞=ing形まで全部テストに出る。だから単語の勉強をさぼっていた人はかなり痛い目に遭う。

絶対にお気楽に受けてはいけないですよ。
まだ続く。