三六災害と都賀川水難事故もあった

次の被害が「昭和36年梅雨前線豪雨」で通称「三六災害(さぶろくさいがい)」だ。1961年 昭和36年6月24日から7月10日にかけての大雨による災害で、これも中々大変だった。その次が1967年の「昭和42年7月豪雨」で7月9日に発生している。

次の被害が「昭和36年梅雨前線豪雨」で通称「三六災害(さぶろくさいがい)」だ。1961年 昭和36年6月24日から7月10日にかけての大雨による災害で、これも中々大変だった。その次が1967年の「昭和42年7月豪雨」で7月9日に発生している。

これも神戸市のアーカイブで見れます。どっちも結構エグイ。三六災害

以上が「昭和の3大水害」と言われている。
猪名川でも昭和35年と57年にけっこうでかい水害が起きている。な~んかね、私の「記憶」では梅雨というのはシトシトだけの長雨イメージが強かったのだけど、結構そうでもないのだ。梅雨なんてちょっと我慢しているうちに終わると考えていたんです。梅雨前線恐るべし。

そして神戸にはさらに「都賀川水難事故(とががわ すいなんじこ)」もあった。これは平成10年 2008年7月28日に兵庫県神戸市の都賀川で発生した。都賀川自体は都会の橋の下を流れる、どこにでもあるような、何てことない小さな流れ(一応、2級河川)だったのだが、最近流行(?)のゲリラ豪雨が六甲山の上流で降り、そのことに全然気が付かないで、下流で遊んでいた子供16人が急激に増えた流れに巻き込まれ、大人2人、小学生2人、保育園児1人の5人が死亡した事故のことだ。この時は梅雨は終わっていたが、やはり雨は油断したらダメよ、という例だった。

NHKスペシャル 巨大災害 MEGA DISASTER 第2集 スーパー台風 “海の異変”の最悪シナリオ

地球の気候が、温暖化なり間氷期なりで、何らかの「変動期」を迎えているのは確実で、今までの知識が役に立たない。ただ The Day After Tomorrow みたいに急激すぎることもないだろう。だから、身近な地域での水害に絞って考えてみれば、私も含めて多くの人が、少しは油断をしないで済むかもしれない、と思って、上げてみた。最近地震にばかり目も頭も向いていたから、反省だ。

話題は変わって、災害などの後、ボランティアに頼るのもそろそろいかがなものか、と思う。やはり公費全負担の「災害復旧部隊」の創設をきちんと目指すか、自衛隊をもっと増設して、国防部門と災害復旧部門に専門分化する必要がある時期に、来ているのではないか。

で話は本題に入るのだが、6年程前に、「NHKスペシャル 巨大災害 MEGA DISASTER 第2集 スーパー台風 “海の異変”の最悪シナリオ」という番組を見た。視聴したのはごく偶然だったが、かなり衝撃を受けたことを告白しておく。

この番組自体は、画像は悪いが You Tube でも見ることができるし、DVDレンタルもある。見逃した方たちは、一度、家族いっしょに見られてはどうだろうか。

台風は上位3つが怖い

台風には「強い」「非常に強い」「猛烈な」の3段階が現在はあって、それ以上の風速65m以上、中心附近の気圧は恐らく900hPaぐらいになったら、とハリケーン一歩手前の、「スーパー台風」に分類されると、この番組で知った。

そしてCGで、そんなスーパー台風が、伊勢湾台風と同じコースを通ったとすると、強風圏は東京から福岡(直径1000km!)まで入り、特撮映画などでは、怪獣に倒されるのが「お約束」である、例の山に設置された送電用の鉄塔なんかは、折れるか、曲がるかして、都会は大停電になり、それは長期化するとか、高潮は高さ15m以上で、河口から5㎞~10kmの内陸部まで流れ込む。風速70mの暴風が7時間以上続くので、普通の建築の家などは、それだけで壊れてしまうだろうなどと、と予測していた。

こんな巨大台風がこの阪神地区を襲ったら、うちはどうなるのかな、とその時、ぼんやり考えていた記憶がある

まだ続く。