風速80mにも耐えることができるレーダードームが吹き飛ばされた
凄すぎる。確かに地球レベルの異変だ。人間にどうこうできるものではない。知人にも薦めて見てもらい、感想も聞いた。 中には「NHKはこの番組をオンデマンドに保存して、お金を払っている人だけが見るのではなく、もう一度、大々的に予告して再放送するべきだ」という人もいた。
もっともな意見だ。一応は全員受信料を払っているのだから、特例でもう一度見せても問題はないだろう。それもあって、日本にもしスーパー台風が上陸したら、とずっと考えていた。
2019年の10月には、あまり大きくない規模の台風19号が東日本を襲った
これは予想上の被害を与えた。原因はまっすぐ東京湾を通って来たために、勢力が衰えなかったことと、山にそのままのパワーで当たり、鉄柱をなぎ倒したからだ。そのせいで長期間の停電になってしまった。
当時の与党幹事長様が、「予測されていろいろ言われていたことから比べると、まずまずに収まったという感じだが、それでも相当の被害が広範に及んでいるので対策を早急に打たなければならない」と語り、「まずまずとはなんだ! 人が70人も死んでいるのに!」と皆様の怒りを定価で買ってしまい、謝罪に追い込まれたが、変なことに関心が向かう私は「予測されていろいろ言われていたこと」ってなんだろう、もしかしてMEGA DISASTER のことかな?と思っていた。
同じ事を感じた変人(スミマセン)がいたみたいで、東洋経済オンラインにこんな記事が出ていた。
2006年に見えていた巨大台風「日本上陸」の恐怖 スーパーコンピューターは何を予測していたか
スーパー台風ヴォンフォン
ところが、もう2014年10月12日に台風19号「ヴァンフォン」として来ていたのだった。この台風は生まれてから24時間で例の「急速強化」を起こし、905 hPa まで下降した。ただし上陸時には970hPaまで緩んではいる。台風19号は和歌山南部から東海地方を抜けて、首都圏をかすめたので「左側」に位置した近畿中央には特別な被害はなかった。それでも被災したところは、やはりそれなりに大きな被害が生じた。
一旦「スーパー台風」に出世(?)すると、950hPaぐらいのレベルに気圧が上がっても、破壊力は余り衰えず、また緩んだことで暴風・強風圏が逆に広がって危険度が上がるようにも見える。これは2044年の地球をシュミレーションした分析からもわかる。
ともかく「スーパー台風がそのままの勢力で、日本、特に近畿中央や首都圏を直撃したら…」という仮定はもはや仮定ではなく、来夏にも現実化する可能性が高くなった。2014年台風30号「ハイエン」の再来のように、今年2018年10月26日にもサイパンを台風26号が襲っている。
「スーパー台風」が1位なら「非常に強い」勢力の台風は3位だ。うちの看板は、3位にすら、ずたボロに負けたのである。しかも今のところ人間側のハードウエアがレベルアップするにはあまり時間がない。どうしたものかなぁ~と小人閑居して不善を為しているところだ。
日本人は忘れっぽいし、爽やかな秋の気候が来たら、余計に台風のことを忘れてしまいそうだが、私は直接の被害者なので、絶対に忘れないし、忘れたくないし、忘れてはいけない、と考えている。