無関係だが「婚活サイト」は案外よく見ている

「婚活」「妊活」「離活」「終活」など何でも「~活」と言う時代だが、「婚活」にちょっと注目している。

親戚が勧めた、いわゆるお見合い1回目で、特に何も考えずに、結婚を決めて、配偶者を持ち、特に何の決意もなく子供を持った・持てた私などが、婚活や妊活に口をはさむ資格など全くないのだが、今のところ、自分の子供ももうすぐ、いわゆる「適齢期」になるし、今、目の前にいる高校生・中学生が大人になるころには、どんな世の中だろうか、という素朴な疑問があるので、一種の予習のつもりで、時々はその種のウェブサイトぐらいは覗いている。

「葬式は1人でもできるが、結婚式は1人ではできない」と誰かが言っていた。
「努力すれば良い成績は取れるかもしれないが、結婚は努力だけではだめだ」ともあった。
1人で努力してなんとかなるかもしれない学校や資格試験用の勉強はまだまし、ともとれる。

もっとも、婚活に親・保護者はアドバイスはできても、基本的には、でしゃばらない方が良いようだ。なるべく(こっちに都合の、できれば向こうにも)良い人を捕まえてこいよ~と祈るだけ。私の知る限りで、親・保護者が子供の結婚に口をはさんで、うまくいった例は、相手が何か後ろ暗い問題を隠していて、親・保護者が見破った場合のみだ。こういう場合、本人は舞い上がっているからアテにならない。

そうでない時に、学歴だとか離婚歴だとか、年齢だとか、果ては家柄などを理由にした場合は、たいていうまく行かず、子供の婚期が遅れるぐらいならまだ良い方で、結婚に見向きもしなくなった、という話をよく聞く。そしてたいていその親・保護者が「あの時反対しなければよかった」と悔やんでいる。

ここは受験と同じで、条件が等しいならまさに「やってみなければわからない」次元の問題かもな、と考えている。

婚活に親は口出し無用、進学は口出しOKだが…

親・保護者は、勉強、入試、進路は口をはさんで良いし、アドバイスをどんどんするべきだ。ここはしないと後悔するだろう。婚活の逆だ。婚活の時は、親・保護者は我慢しないといけないから、入試の時にたくさん手を出しておけ、と考えても良い。高校進学ぐらいうまく行けよ、でないと婚活の時にノビてしまうぞ、と心の中で思っておいても良い。

ただし「自分の夢」を子供にかなえさせるためには、やってはならない。あくまで本人の特性に注目して、の話だ。

自分が体験したのではないから説得力はないが、「婚活」は最初は怖がる人も多いが、慣れてくるとそうでもなくなるらしい。ただし精神的には中々に大変で、何と言ってもお金がかかる。もし仕事が修羅場っていたなら、それどころではなくなることもあるだろう。でも「やり直し」は、エネルギーが続く限り、時間に関係なく、何回でもできる。

反対に、私はいつも「中学⇒高校」のプロセスはやり直しが効かないから、慎重にと良く言っている。だからこそ、本当は婚活みたいに、何回でチャレンジできるシステムに変えて欲しいと、切に願っていることだけは、本心だ。

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暑くなったり、涼しくなったりで、わけのわからない気候ですが、後1か月で夏休みです。今年は新課程の英語に振り回されそうですが、前にも申し上げた通り、あまり恐れてはいません。こちらが相手にできる人数は多くて5人だし、元々、そんなに欲張りでもないからです。

どちらにしても、9月になるまで体調維持に注意することが必要だなあ、と夏至の日に思っています。