今年は肉体的に忙しかった

今年は結果的には、妙に忙しい年でした。3月にリニューアルHPが始動した後、私はそろそろ部屋の模様替えをしたくなっていたのです。というのも VITALs の作成・編集が1月28日に一段落してしまうと、色々集めた問題集などで、棚や部屋がカオス化してきたのが気になって気になって仕方がなかったからです。

しかし踏ん切りがつかず、4月~6月とウロウロしていて、夏休み=夏期講習に突入して、夜になると(夏期講習中、夜は案外と暇なので)ああでもない、こうでもない、と考えていたんですが、中々名案が浮かばない。きっと暑い中考えたので、無理があったのだと思います。

そうこうするうちの、8月半ばごろでした。現在住んでいる家を何年も売りに出していた親戚がいるんですが、その家が急に買い手がついたとのことで、そうなるとまず、今住んでいる家の家財道具を取捨選択しなければいけないし、引き渡すための掃除もあるし「手伝ってくれない?」とのことでした。

今年はあまり、物事がうまく行かなかった

もちろん引き受けると同時に色々考えました。
今年、令和3年は、世間も何かと大変でしたが、私にとってもいわゆる年回りが悪く、年明けから中盤まで、HP作成は以外のあらゆることが「何か停滞気味」で、何をやってもあまりうまく行かない、あるいは不満足なことが続き、心の方は、「こりゃだめだな~」と、新しいことをするのに気が引けていたんです。そういう中で、人様のご子弟を預かり、受験において成功してもらうのは、中々大変でした。しかし今年はほぼ推薦で決めてくれて、お陰様で後顧の憂いはなくなっています。

とにかく、こういう時は新しい事ではなく、足元を固める、今までのことを見直す、などすると効果的なことを年の功で知っているので、変な意味でなく、身辺を整理して、すっきりさせて来年を迎えたいと考えるようになってきたのです。すっきりするためには、具体的には不用品の断捨離で、できれば物置部屋と化している部屋の整理整頓だな、と。

私的なゴミ問題の解決に向けて始動

その時に、「ごみか、ごみに近いものを選別すれば、何か浮かぶかもしれない」と「模様替えの大戦略」をようやっと思い出し、夏期講習明けの9月に選別を始めたのです。

まずはなんと言っても本です。その中でも何年も開かず、参考にしていない、あるいは時代遅れになっている問題集やらなんやらを心を鬼にしてえいや、と資源ごみの日にどんどん捨てた。次にタイトルに惹かれて買って読んだけど、あまり心に残らなかった単行本や、古本漫画も。

そして、家中の不要物も集めました。使わなくなったバッテリー、置いてあるだけの古いスペックのPC、二度と飾らないであろう絵画、時代遅れの機械などなど。そしてそれらは、塾部屋の隣にある部屋の中に、無秩序に放置されていて「物置き部屋」と呼ぶのも恥ずかしい、変な状態になっていました。かなり以前から「ここはなんとかしなければなぁ~」と考えていたんです。こういうモノは「付喪神」になってしまうので、やばいし。そこで意を決して、これは要らない、あれも要らないと、「ごみ候補」を上げていくと、どんどん増えていくのでこれは困ったな、と思いました。どうやって捨てよう?

一方、親戚の引っ越しの方は、中々片付いていなくて、他の人にも応援を頼もうとした。さっきも述べた通りこちらにも話は回ってきていたんですが、最初のうちは別の人が来るから来なくてもいいよ、と言われました。ですがまさに最初の週に、その人に急遽出張が入ってしまい、ぜひ代役を頼む、と言われました。

他人の家のごみを見て解決策を思いつく

じゃ手伝います、で出かけたら、こちらにも、まあたくさんの不要物があることあること。先代の遺していったものまである。普通の日の粗大ごみでは間に合わないから、各自治体にある、いわゆる「クリーンセンター」に持っていく、と決まったそうです。で、3日間付き合いました。次週はお休みだな、と考えていたのですが、その予定の人が職場でぎっくり腰になってしまい、また頼むと言われて、出かけました。その次も同じ。

悪知恵の働く私は、これに便乗しない手はない、と考え、こちらの不要物も運び、いっしょに持っていってもらい、もちろん、こちらの分はキチンと料金を払いました。こういうわけで、一気にことが片付いたわけです。親戚が8回、私が1回、合計9回、クリーンセンターを利用し、そこの人たちと知り合いになってしまったぐらいです。お金は貯まらずに、物が貯まるのです。すっごく疲れましたが、すっきりもしました。

ごみ処理場を見て考えた

さて、どこでも同じだと思うのですが、クリーンセンターのシステムは「重さ」でごみを測って、処理代金が決まるという極めてアバウトなものです。まあそれは良いんですけど、センター内部にはそれこそ、わんさかとごみが貯められていて、センターの人たちが、黙々と、日々分別し、処理を行っています。これには頭が下がります。

その膨大なごみを見て、そして何回も見たからでしょうが、色々と考えさせられました。
我々が行っている、いわゆる「経済活動」とは何なのだろうか?と。同時に、地球って凄いなぁ、と。

我々の経済は、巡り巡って大量の不要物=ごみを出す結果になる、では経済活動はなんのために存在するのか?
その人類が無駄に使っている物を、産出し、与えてくれる地球はなんて偉大な存在なのだろうか。

学校でごみ処理場見学に学童を連れて行きますが、大人も、いや大人こそ、ごみ処理場を一度、きちんと見学に行かれた方が良いと思います。この私でさえ、似合わないこと、がらにもないことを考えてしまったぐらいですから。そして、不肖の身ながらも、後もう少し生きるでしょうが、その間、できる限りごみを減らそう、と決意したのです。

来年もよろしくお願いします。

気がついたら、連続300日を超えていました。しかしまだ続きます。
神戸市を始めとして、条例がまだできていないのですが、各企業が自主的にビルの屋上から、次々に看板を撤去しています。私もそれに倣って、台風に破壊された看板は撤去し、新看板は門の付近に設置しました。今後、もし強烈な台風が来ても、たぶん大丈夫でしょう。もちろん来ない方がいいですけど。どちらにしても、これで新しい年を新しい気持ちで迎えることができそうです。
では皆様、良い年始をお迎えください。