そのままで、ひねりもなにもない題名だ。でも、あちこちのブログを見たけど直球的、具体的なものはあまりなかったような気がする。そこで経験を踏まえ、直球的で具体的なことを「チマチマ」取り上げて、「ネチネチ」シリーズで取り上げて行きたいと思う。自分に当てはまる部分があっても、目を瞑ってはならない。以下の特徴に当てはまるご子弟は「要チェック」だ。
忘れ物が多い
これはホント、ご家庭でどういう指導をしておられるのか、すごく疑問に思う場合が多い。しかも忘れてきても悪びれない人もいる。 誰かに借りればいい、と思っているのか、それともきつく叱られたことがないのか。
知識は目に見えない。本を読んで肩がコルかもしれないが、頭に入っていても重荷にはならない。だがどこかに行ってしまうこと =忘れてしまうことが多いので、管理が大切だ。
つまり「アップデート」が常に必要な、繊細なものだ。
対して、物体は目に見える。放っておいても足がついていないから 自分からどこかに行ったりはしない=なくなったりはしないので、管理は楽だ。で、問題提起なのだが、目に見えるものの管理が下手な人が、目に見えないものを上手に管理ができるのか? 大いに疑問ではないか。
人生は細かいことの連続、小さいことの積み重ねでできている、そしてできる人・賢い人はバリエーションがたくさんあったが、できない人はほぼ共通した行動を取る、と老いさらばえてやっと、悟った。
例えば、部屋の中がぐちゃぐちゃでも賢い人はいる。友人にもいた。でもそれは「忘れ物が多い」とはだいぶん違う。彼は忘れ物はほとんどなかったし、約束は守った。当方はまず勉強ができない人に、この「あなたは忘れ物が多いないですか?」と自分を厳しく点検することを強く推奨する。
スポーツを好きなのだが、ただ体を動かすのが好きなだけで、 生活に当てはめて考えていない人
これは一応、運動部に所属している人であることが前提だ。文化系なら別のたとえが必要かも。
誰でも30点~50点か60点ぐらいまでは、勉強する習慣を70%ぐらい身につければなんとかなる。でもそこから70点~90点を狙うのは、それまでの4倍ぐらいの注意力が必要だと経験上知っている。
例えば
英語で 「He plays tennis at school. を疑問文にしなさい」は定番の問題だが、それを
Does he play tennis et school?
と書いて全体的に×、つまり0点になってしまう人が多い。
するとふくれて言うだろう。
「ちょっと a と e を間違えただけで、転換自体は合っているのに、なんで全部ペケなんだ!」
いや大違いで、採点者は正しい。at はちゃんとあなたの目の前に正しく書いてある。それを間違って書くような人はアウトだ。
そして教訓にしてもらうためもこう言う。
「この種の問題が合えば1つ5点で5つあるから、合計で25点。全部取ることは、公式戦の1、2回戦と3、4回戦の違いみたいなものか、決勝リーグでの優勝争いみたいなもので、大変なんです」と言うことにしている。
それでさらにたとえ話で
「実力が同じぐらいの者たちが競ったら、どういう場合に負けますか?」と尋ねることにしています。
答を持っているのといないのとでは、かなり変わってくる。
「ミスをした方が負ける」が、普通は正しい答だと思うが、なんとなく部活している人は、そのような競った場面を経験していないので、実感がないから、「疲れてきた時にがんばれない人」とか 「技術が劣っている人」とか 「根性が足りない」など、自分なりの答を言う。これでもマシな方で、全く答えが出ない人も多い。もしご家庭でこんな話題になった時に「想定問答」してあげればよい。
そうすれば「うちの子は大丈夫かも」と「危ないかも」が見分けられると思う。