百人一首053…右大将道綱母 公開日:2022年2月13日 国語書物感想百人一首 蜻蛉日記の作者で有名な女性 嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る [現代和訳]あなたが来てくれないことを、嘆き哀しみながら、ひとりで夜を過ごす私にとって、どれだけ夜明けが長く感じられるものか […] 続きを読む
百人一首051,052…藤原実方朝臣、藤原道信朝臣 公開日:2022年2月12日 国語書物感想百人一首 藤原実方朝臣 (ふじわらのさねかた あそん) 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな [現代和訳]あなたに告白できないでいるために、かえって伊吹山のも草が燃えるように、私の思いも激しく燃えてい […] 続きを読む
百人一首049,050…大中臣能宣朝臣、藤原義孝 公開日:2022年2月11日 国語書物感想百人一首 大中臣能宣朝臣 (おおなかとみのよしのぶ あそん) みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえ 昼は消えつつ 物をこそ思へ [現代和訳]衛士のかがり火は、夜は赤々と燃えているが、昼間は消える。まるでわたしの恋の苦しみのようで、 […] 続きを読む
百人一首046,047,048…曽禰好忠、恵慶法師、源重之 この3人の歌は割合に名歌 公開日:2022年2月10日 国語書物感想百人一首 曽禰好忠(そねのよしただ) 由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ 恋の道かな [現代和訳]由良の海峡を渡る船人が、かいをなくして、行く先も決まらぬままに波間に漂っているように、わたしたちの恋の行方も、どこへ漂 […] 続きを読む
百人一首045…謙徳公 公開日:2022年2月9日 国語書物感想百人一首 本名は藤原伊尹(ふじわらの これただ / これまさ)。 哀れとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな [現代和訳]捨てられた私を哀れだと同情を向けてくれそうな人も、今はいません。消えていく日を、どうす […] 続きを読む