百人一首039…参議等 と 余談で「牛鬼」 公開日:2022年2月5日 国語書物感想百人一首 参議等(さんぎひとし)は源等(みなもとのひとし) 浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき [現代和訳]浅茅の生えた寂しく忍ぶ小野の篠原のように、私の心はざわざわと荒れ果てています。もう耐えきれないぐ […] 続きを読む
百人一首036,037,038…清原深養父、文屋朝康、右近 公開日:2022年2月4日 国語書物感想百人一首 清原深養父(きよはらのふかやぶ)は清少納言の曾祖父 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ [現代和訳]夏の夜は、まだ宵のうちだと思っているのに明けてしまったが、(こんなにも早く夜明けが来れば、月は […] 続きを読む
百人一首035…紀貫之 公開日:2022年2月3日 国語書物感想百人一首 歌の巨人でキィーパーソンでもある 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける [現代和訳]さて、あなたの心は昔のままであるかどうか分かりません。しかし馴染み深いこの里では、花は昔のままの香りで美しく咲きに […] 続きを読む
百人一首032,033,034…凡河内躬恒 、壬生忠岑、坂上是則 公開日:2022年1月29日 国語書物感想百人一首 春道列樹(はるみちのつらき) 山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり [現代和訳]山あいの谷川に、風が架け渡したなんとも美しい柵があったのだが、それは (吹き散らされたままに) 流れずまるで柵のよう […] 続きを読む
百人一首029,030,031…凡河内躬恒 、壬生忠岑、坂上是則 公開日:2022年1月28日 国語書物感想百人一首 凡河内躬恒 心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花 [現代和訳]無造作に折ろうとすれば、果たして折れるだろうか。一面に降りた初霜の白さに、いずれが霜か白菊の花か見分けもつかないほどなのに。 [作者生没 […] 続きを読む