百人一首068…三条院 公開日:2022年2月24日 国語書物感想百人一首 道長に退位させられた天皇 心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな [現代和訳]心にもなく、つらい世の中(=ここでは宮中のこと)を生きながらえたなら、さぞかし夜の月が恋しく思い出されることであろう。 […] 続きを読む
百人一首064,065,066,067…権中納言定頼、相模、前大僧正行尊 周防内侍 覚えやすい4首の歌 公開日:2022年2月21日 国語書物感想百人一首 権中納言定頼 (ごんちゅうなごん さだより) 朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木 [現代和訳]しらじらと夜が明けるころ、宇治川に立ちこめた川霧が途切れ途切れに晴れ、網代木が次第にあらわれてくる […] 続きを読む
百人一首062,063…清少納言、左京大夫道雅 公開日:2022年2月20日 国語書物感想百人一首 言わずとしれた「枕草子」の作者 夜をこめて 鳥の空音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ [現代和訳]夜の明けないうちに、偽の鶏の鳴き声でだまそうとしても、あの中国の函谷関ならいざ知らず、あなたとわたしの間にある「逢 […] 続きを読む
百人一首060,061…小式部内侍、伊勢大輔 公開日:2022年2月19日 国語書物感想百人一首 小式部内侍 (こしきぶのないし)は和泉式部の娘 大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立 [現代和訳]今母がいる丹後へ行くのなら(=生野とかけている)、大江山を越え、生野を通って行かなければならない遠い道 […] 続きを読む
百人一首058,059…大弐三位、赤染衛門 公開日:2022年2月18日 国語書物感想百人一首 大弐三位(だいにのさんみ)は紫式部の娘 有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする [現代和訳]有馬山の猪名の笹原に風が吹くと、葉が鳴りますが、その音のように、 どうしてあなたを忘れたりするものではありませ […] 続きを読む