親も妨げになる場合もある

勉学=受験に関しては、「天の時、地の利は選べないので、人の和ぐらいは守りたい」、と申し上げた。
次は家族だ。世の中で一番大切なものの1つと言える。世の中に何億の人がいるのかわからないが、自分の味方は目の前にいるその家族3,4人だけだ、と書いた作家がいた。蓋し名言。しかし皮肉にも、その家族が妨げになることもある。

親と子の仲が生まれた時から、なぜか元々悪かったり、反抗期の子を持て余していたりする場合だ。子供にとって一番身近な大人は親なのだから、その親が子供にとって信用ならない場合は、他の大人に対しても同様な態度を取ることが多い。そうなると塾や個別指導に通うとか、家庭教師がついても、家庭教師についても、心底から信用していないものだから、効果が出ない場合が多い。

対応策は、まずは徹底的に話し合うこと。ありふれているが、実はこれを避けていることが多い。特に父親だ。何と言っても面倒だからだ。しかしそれでは21世紀の父親の形ではない。昭和親父はもはや絶滅危惧種なのである。そして面倒だと放置すると、もっと面倒な事態になる。このセリフは当方の口癖だ。自分で考えたのかもしれないし、誰かのセリフをパクッたかもしれないが、ブログの主題にしてもいいぐらいだ。考えてみると、ブログの題名がなかった。後で考えることにする。

中学から高校へ行くのは「義務教育の終わり」で、「高等教育の始まり」だ。具体的には、今までのことをすべて清算・決算して「自分はこういう学生です」とアピールして、どれぐらいの税金の補助を受けれるのかを示す場だ。税金を納めてきたのは、両親だ。その両親がそろって口を出さないで、誰が出すのか。もっと自覚を持って欲しい。ただし母親の場合もあるし、どちらかが欠けている場合は、片方だけでやるしかない。

その際、「話そうすると、逃げてしまうんです」とか、「怒りだしたりするんです」と親の方が言い訳をしてはいけない。ここは正念場だ。親が子供から逃げてどうするのか? もしかすると、無意識のうちに親が子供を逃がしているのかもしれないと気が付くべきだ。今の政治家の得意のセリフかもしれないが、「テロに屈してはならない」のだ。実は、当方はあの言葉回しは好きではない。テロに遭う前に、テロの対象にならないように立ち回ることが大切だし、テロを起こす側の原因を自分が起こしているかもしれないと、内省することが必要だからだ。あのセリフは単なるパーフォーマンスでしかない。

とにかくこっちの「秩序」に合わせて欲しいのなら、話し合いに応じるか、そうでなければ、資金援助を断つしかない。そう迫る方法を採用するか、あるいはあきらめて好きなようにさせるか。このような相談もたくさん受けたが、当方の回答はこれだ。

親の気迫を知って子供が態度を変えることもあったし、他人事みたいに態度を変えない場合もあった。親子の形は様々だ。どれが正しいというのでもない。しかし中学生にまで育てたのは、他の誰でもない親・保護者である。自信を持ってください、とだけ申し上げておく。

兄弟姉妹の仲も大切

兄弟姉妹は、人生最初のライバルであったり、一時的には被保護者であったりするし、学生の間は同じ家屋内にいるわけで、なるべくなら仲良くしていないと後々困ることになる。しかし相性や仲が悪いと、上の人が「私の通っている学校に進学して来ないでくれ」と言う場合を見てきた。何様かとは思うが、本人には何か理由があるのだろうか、このような、理不尽な要求を弟や妹に言ってくることがある。

弟や妹のほうが「姉 あるいは 兄のいる学校には通いたくない」という場合はまあ楽だ。兄や姉の通っている学校のレベルが高いのなら、行かなくてすむし、逆にレベルが下なら「頑張って勉強しろ」とハッパをかけやすい。しかし、いきなり上から「来るのダメ」と言われてしまっては選択肢が減ってしまう。それが県立や市立の公立高校なら、そうそう同じレベルのものが並んでいることは稀だ。

普通は学費の安い方を親御さんは選ぶ。そうなると、ますます困ったことになる。本当はここまでこじれてしまう前に親が対処しておかないといけないし、そもそもそんなこと言う姉や兄には「お前にはそんなことをいう資格はない」と親・保護者が「正しい言論弾圧」をするべきだ。「言っても、言うのやめないんです」では親が存在する意味がない。最近多い。

これももう少し自覚を持っていただかないと、結局困るのは親・保護者である。