この季節になると考えてしまう「花粉症」

この季節が来ると早咲きの桜を見て「ああ、また生き延びたな」と天に感謝することにしている。ただし「また暑い夏が来るのか」とすこし嫌にもなる。暑いのは嫌いだ。梅雨はお米の収穫のために我慢する。

花粉症が「発見」されたのは高度経済成長期らしい。あるいは原発が建造され始めたころからだ、と言う人もいる。それから患者は増え続け、今では「国民病」とも言われている。なんだかそう命名されると「運命だからあきらめよう」と思いがちだが、こと勉強や受験に関しては、絶対に何か対策が必要だ。

というのも、中学1・2年生が新2・3年生になる、この3月最初から4月第1週までは、今まで中学校で習ったことを復習する&2・3年範囲のことを予習するのに最適の時期だからだ。冬休みはその間に5日間ほど、誰も勉強しない、いやできない「民族的掟に等しい正月休み」があるからあまりあてにはならない。

だがこの時期は、学校は「あってなきに等しい」し、まるまる2週間の春休みまである。夏休みより大切と言っていいかもしれない。最近夏は狂暴的に暑いし、3年生なら誰でも勉強するからだ。

先手必勝、攻撃は最大の防御なり、開幕ダッシュが優勝の条件、この手の「早いもの勝ちの諺」はいくらでもある。そして4月の新学期が始まって、クラスメートも変わり、部活も最上級生になって張り切り、もしかすると勉強は2の次、3の次になるかもしれないことにも備えなければならない。

花粉症は勉学には大敵!

でも花粉症の人は独特の症状のため、まず集中力が減る。それでなくても春がやって来て気が抜けている時だ。さらに花粉症は体力も奪う。すると風邪をひきやすくなる、体調を崩す、時には終わりかけているインフルエンザにもかかったりする。良いことは全くない。

これは特に親・保護者の方に申し上げたいが、危機感がなさすぎる。確かに季節を過ぎればなくなってしまうものだし、「~病」でなく「~症」だから「可哀想ね~」で済ませているのかもしれない。でもそれでは「1番目か2番目ぐらいに大切な時期」を逃しかねない。だから対処療法でも良いから何か手を打つ必要がある。

できれば3年になるこの時期にいきなり対応するのではなく、1年が2年になる時に色々「試して」おいて欲しい。3年になる前の春にいきなり花粉症になってしまう場合は仕方がないが、それ以前にすでに確定しているなら苦しむことも確定だ。治療方法と効果には個人差があるだろうが、現在では、注射や薬など色々オプションがある。「この子にはどれが効果があるのか、ないのか」と試しておいて欲しい。

いや、頼みますからやっておいてください。

当方は幸い花粉症ではないが、見ていても気の毒でならない。「勉強しなさい」と言うなら体内的環境を整えるのも親・保護者の仕事だと思う。こちらもティッシュは山ほど用意してある。実は先週ぐらいからひどい人をたくさん見かけるので。