③ やりなおしには時間がかかるから、1日1日を大切にする。
小学校の時に校長先生が朝礼で「毎日を大切に過ごしましょう」とおっしゃったはずだ。これは中学生活にも当てはまる。もちろん1日ぐらいサボってもなんとかなる。そういうことではなくて、中学校で実施される学期ごとの中間テストと期末テストと呼ばれる「定期テスト」は、すべてあなたの一生で一回しかない、ということを絶対に忘れないことだ。
定期テストに失敗した人は「次は頑張るから」という。
それはいい。
でも「次」は無限に存在しない。どんどん数が減っていく。3年間で、3学期制の学校だと14回、2学期制なら12回だ。特に3学期制の15回めは受験には直接の関係がない。
例えばある定期テストで失敗したとする。しかし定期テストというのは「範囲」が決まっているから、次の定期テストでは違う「範囲」を勉強することになる。で、頑張って次のテストはうまく行ったとしよう。
でも前のテストの「範囲」の欠点や弱点はそのままのはずだ。だから休暇中に必ずやり直さないと、それを前提にしている上の学年の学習内容は理解できないことになる。だいたい1年後のことだ。そんな先まで考えて動けるか?
めんどうでしょ? だからハズサナイ方が絶対にいい。
1回1回が「勝負」だ、という気構えで取り組むことが中学の勉強に必要なのだ。
④ 絶対に英語のテストで良い点を取る。
別に英語が話せるようになりなさい、ということではない。とにかく学校のテストで英語は悪い点を取るな、ということ。つまり英語を不得意科目にしないことだ。
私自身は英語、英語という今の風潮をあまり良くは思っていない。「英語ができるようになって世界にはばたけ」とか「外国人をおもてなししなければ」なんぞとほざいているヒマがあったら、自国の労働者をもっと守れ、自国民の増加を目指せ=少子化を止めろ! と強く思っている。20年かかって全く効果がないのだから、最近の政治は結果0点である。無能揃いだ。
話が逸れた。
現実問題として英語ができるようにならないと、他の科目に手が回らなくなる。自分でできない、と思ったら、塾でも個人指導でも、ネットでもいいから学校をあてにせず、絶対に英語をできるようにすることだ。好き嫌いなど関係ない。
多くの中学生が英語でコケルから、バランスを崩して他の科目まで悪くなるのだ。特に1年後半の数学の台頭=難しくなることに対応できるためには、英語で時間を取られているような事態を絶対に招いてはならない。
たかが英語だ。大した科目ではない。国語や数学の怖さを思い知るのは2年の後半からだ。それまでに「大戦略」として英語で良い点数を取るように全力を上げなさい。