実地というか実証というか
なかなか良いな、と思ったのがこれだ。
C-①「あなたが無人島に何か1つ持って行くとしたら、何を持って行きますか?」(駒澤大学・文系)
C-②「神様がいるのなら、何を願うか?」(神戸女学院大学・文系)
C-③「あなたの町の名産品、有名なものなどをアピールしてください」(南山大学・文系)
C-④「面接会場から出てすぐに地震が起きました。あなたが取る行動を3つ教えて下さい」(鳥取大学・文系)
「無人島に何か1つ」とあったが、「無人島に何か1冊」なら色々迷ってしまう。流行している物は、60代の人には、親鸞御聖人の「歎異抄」らしいが、若者にはほぼ無縁な本だから。また何か1つが太陽光で動く機械も含むのか、機械はだめで器具とかまで検討しなければならないのだろうか。普通は、迷わずナイフだろうが、永久マッチも捨てがたい。でもサバイナルナイフには取っ手の部分に永久マッチも普通は標準で内蔵されているからこの場合はずるいかもしれない。
その中でも秀逸だな、と思ったのが、
「辞めなくてはいけない時はどんな時か?」(大妻女子大学・文系)
もちろん「仕事を辞める」のであって「何か別のことを止める」のでも「辞めるのを止める」のではない。ちなみに「辞職」は公務員の場合で、私企業は「退職」という。
基本的には体がついていかなくなったときだろうが、それでは実は間に合わない場合も多い。知らないうちに洗脳されていることもブラック企業の従業員さんの例を見ればわかる。
これに対するベストアンサーは「週1回楽しんでいた趣味が楽しめなくなった時」というのが、あった。趣味を特に持っていない私もそう思う。
ついでに
私は学校の勉強が嫌だ、とノタマウ方に見せるサイトがこれだ。
仮に今の中学・高校の授業が「アクティブラーニング」などのために、基礎力が貧弱で奇天烈なものになったとしても、結局はこの「就活のセンターテスト試験」である SPIテストを熟さなくてはならないのだ。これぐらい、社会人ならできて当たり前の知能テストレベルだ。
1963年、SPIの前身となるリクルートテストが開発される。
1973年、SPIが開発される。
2002年、SPI2が開発される。
2004年、テストセンターを開設。
2012年、SPI3が開発される。
もっとも最近では就職に際して、SPIを課さない会社もあるし「代行・身代わり受験」が可能なWebテストというのもあるから、一概に言えないだろうが、「基本知識」という点では無視はできない。ともかく「学校のお勉強」はやっておいた方がいいよ、ということだ。
ミルトンの失楽園で神様にテストがあるように、人間にもテストがあるよ、と諭す材料にはなる。などと、夏休みも終わり、体も少し休めている間に、小人閑居して不善を為している今日このごろだ。でも再起動しなければならない。すぐに中間テストだから。