整理整頓作業をしているのだが
今夏休みが終わって、日常に戻りながら、模様替えを兼ねて整理整頓作業に入っている。一番の対象は問題集などの「古本」だ。あれやこれやと購入したは良いが、結局使わなくて、時代遅れになってしまったものがそれこそ山ほどあるので、「3年使わないものは不必要」の大原則に従って断捨離を実行しなければ、いつまで経ってもそのままか、付喪神化するだけだ。それだけは避けなければならない。で、片付けながら、ついつい読み返したりすると時間が過ぎていくのが怖い所だ。
部屋は持ち歩けないが、かばんは持ち歩く。そのかばんの中に何でも入っていて、「メタボかばん」になっていることが、中学生の場合はよくある。この時は親・保護者は注意したほうが良い。そういう人はたいてい成績が良くない。そして「~を出して下さい」と言ってもどこにあるのか、さっぱり見当たらず、たいていは「忘れてきた」になる。
なぜ親・保護者はかばんの中を定期的に点検しないのだろうか。
これは適切な介入と指導だ。それとも「あんなに太ったかばんを持って歩いて…」と気にならないのなら、少し鈍い。子供は放っておくと、どんどん「保守化」する。肝心なところに無関心すぎて、内心こちらはイライラすることもある。ようやっと国も動き始めたようだが、まだまだ鈍い。であるなら自主防衛するしかない。また「非認知能力」の開発でもある。もっとこの言葉が流布して欲しいので、今年も主張し続ける必要がある。
ビジネスサイトに鋭い指摘があった
あるビジネスサイトに、「できる奴はかばんの中が違う- 仕事ができない人のカバンはなぜ重いのか-」というのがあった。小見出しが「やたら重くて、中身はぐちゃぐちゃ ダメリーマンのカバンに共通する特徴」などとあって、結構ドキッとするほど刺激的だが、こういう話を聞くと、目の前にいる生徒の将来が見えているみたいで面白い。
実際「こいつできるな~」と中学生ぐらいから私を感心させるような人は、大人になっても、立派な大人になっているが、「この子だめだな~」と思う人は、大人になっても、あまりぱっとしない。
知り合いが大阪で何代も続く保育園を経営していて、当人も幼児教育の現場にも携わっているが、「小さい時から、その子がアホか賢いかわかる。アホの子は大人になっても、やっぱりアホだわ」と言っているのが正しく、栴檀は双葉より芳しと言うがホントだとわかる。
もし自分の子弟が「なんか頼りないな」と思う親・保護者で、彼あるいは彼女をダメ社会人にするつもりでなければ、時々は子供にオジサンが好みそうなビジネス・サイトをのぞかせ、刺激を与えなければならない。そうすれば少しはマシになるだろう。このようなデジタル・ツールがある時代の利点を利用するべきだ。
子供はすぐ大人になる。アメリカでは子供に小切手の使い方を教えるそうだが、日本では子供を子供のまま置いておきたい親・保護者が多すぎる、と感じている。そして子供が大人か半大人になった時は、手遅れに近い状態になっていることが多い。そうならない、そうしないために手を早く打つべきだ。