年末は忙しいので、この時期に時々一人で勝手に反省会をやることが多い。しばしお付き合いを願います。

①内申点を確保するのは、中々大変だ

学校は行事があることが前提だし、ないと味気のないものになる。だから授業が潰れる。でも潰れることを前提で授業を組んでいない学校教師も多い。それで試験前に慌てて進む、というパターンが毎度のことながら起きる。気楽な仕事だな~と皮肉を言いたくなるが、勉強を見るだけではない大変な仕事だから、その点は割り引いておく。こちらはそれを前提である程度先に進んでおくことが必要だ。

ただし学校の授業では理解できていない生徒は、補習を組むことも年々多数になってきた。学校の先生はこの事実を把握しているのだろうか。最近特に疑問に思う。小学校で甘やかされ過ぎているし、授業中に集中していないからだ。

ここで邪魔になるのが部活動だ。
体育館などの施設を借りるのに日程が決まっているため、大会開催などで、試験1週間前なのに、試合があったりする。特に陸上関係は注意しなければいけない。学校の日程と少しずれていることもあるからだ。陸上競技関係者には再考をお願いしたい。体育会系の方の意識のずれも困ったところがある。

②英語の学習は本当に大変だ

英語は今回の改定で単語の量がすごく増えた。今までは制限があるから、難しくするには文を長文化するか、英作文を増やすしかない。しかしこれからは単語を多く使うことが「解禁」になったと思われる。高レベルの公立高校を狙うなら、中学1年生ぐらいから、ハイスピードで飛ばして、英文法を早く済ませる作戦を実行しなければならないのを痛感した。

しかしそうなると記憶力が弱い人や、部活動に時間を取られる人は、授業はともかく、定期試験や受験ではちょっと不利になるだろう。ここ50年ぐらい続いた日常生活のあり方について、これから中学生になる人や高校生になる人は、親・保護者の時代の価値観に沿って生きることには慎重になる必要がある。同じことが親・保護者の方々にも言える。

③数学について

兵庫県公立高校入試の数学は中々難しい。この先も数学の難化は止まらないだろう。だから模擬試験とかで良い点を取っても、兵庫県入試の問題には太刀打ちできないかもしれない場合も出てくるので、気を引き締めた方が良いと、釘をぶすぶす5,6本は刺しておこう。まあ難しい私学や高専なんかを受けるなら、最初から油断はしないだろうけど。

どっちにしても学校のテストでできても、全然話にならないぐらいのレベルなのは事実。いわゆる偏差値45~50ぐらいの人は入試問題の数学では、まず得点を期待できないので、他の科目で得点する必要が大いに出てくる。人によって好みに差があるだろうが、英語・社会・理科のどれかになる。

その意味では、早くから入試問題に触れる、という荒治療も必要になるかもしれない。

④理科について

理科は良い参考書を見つけるのも肝心だが、最近は教科書の充実ぶりがなかなかすごい。今後対応していくには実験などに真面目に参加して、要点をきちんと押さえ、そのレポートも忠実に作成し、同時に学校配布の問題集も丁寧に繰り返し仕上げて、試験に向かうことが要求される。

ただ問題文がやたらと長くなる傾向は続くだろう。読解が遅い人にとってはツライ。同時にグラフがたくさん出るのも当然になってきた。グラフが付属するのは、運動の問題、気象の飽和水蒸気量や気温の変化、混合液体な(混合気体は高校レベルだからはずす)どに集約されるから、まずそこを押さえておくことが急務だ。

まだ続く。