百人一首011…参議 篁(さんぎたかむら)=小野篁 公開日:2022年1月8日 百人一首 参議 篁とは小野篁のこと わたの原 八十島かけて 漕き出でぬと 人には告げよ あまのつりぶね [現代和訳]はるか大海原を多くの島々目指して漕ぎ出して行ったと、都にいる人に告げてくれないか、そこの釣舟の漁夫よ。 [作者生没 […] 続きを読む
百人一首009, 010…小野小町(おののこまち)、蝉丸(せみまる) 公開日:2022年1月7日 百人一首 小野小町 は美人の代名詞 花の色は 移りにけりな いたづらに 我身世にふる ながめせしまに [現代和訳]桜の色もすっかり色あせたように、私がなんとかこの世を渡っている間に、私の容色も色あせてしまいました。 [作者生没年・ […] 続きを読む
百人一首007,008…阿倍仲麻呂=仲麿(あべのなかまろ)、喜撰法師(きせんほうし) 公開日:2022年1月6日 百人一首 阿倍仲麻呂=仲麿(あべのなかまろ) 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも [現代和訳]大空を振り仰いで眺めると、美しい月が出ているが、あの月は故郷の春日にある三笠山に出た月と、同じ月だろうか。 [作 […] 続きを読む
百人一首006…中納言家持=大伴家持 公開日:2022年1月5日 百人一首 万葉集に載る歌のコレクターで、かなりの歌オタク 鵲(かささぎ)の渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける [現代和訳]鵲(かささぎ)が渡したという天上の橋のように見える宮中の階段であるが、その上に降りた真っ白い […] 続きを読む
百人一首003, 004, 005…柿本人麻呂、山部赤人、猿丸太夫 公開日:2022年1月4日 百人一首 柿本人麻呂 あるいは人麿 あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む [現代和訳]雄と雌が離れて寝るという山鳥だが、その山鳥の長く垂れ下がった尾のように、こんなにも長い夜を、私もまた、ひとり寂しく […] 続きを読む