これは付属カードでも同じ

ただし付属カードがあるのは TARGET シリーズだけだから、比較することは難しい。

今回「キクタン ADVANCE」の見出し語を「TARGET 1900」で調べて、3分の2~5分の4が重なっていることに気が付いたので、付属カードと自作カードを混ぜて、「キクタン ADVANCE」のカードを作ってしまった。逆に言えば3分の1以上は作ることになってしまった。

「キクタン ADVANCE」は、例文も単語もCDが読んでくれるから、ただ見ているだけの単語集より、少しでも刺激があり、はずしたくはなかったので仕方がなかった。

困ったことに「TARGET 1900」のカードも実は1~1500までしかなかった。知らずに買ったのだが、1000円高くなってもいいから、けちけちせずに全部付けて欲しかった。

自作せざるを得ないカードもあった

というのは「キクタン ADVANCE」にも、「TARGET 1900」にも見出し語で載っているのに、「TARGET 1900」の1501~1900の中に入っていて、カードがない、という単語が100個ぐらいあったので、自作を余儀なくされたからだ。

また派生語になっていて、見出し語ではないので、カードがない、という場合も多かった。でも古~い「試験に出る英単語」の方を調べると、そのうちの半分ぐらいは、見出し語で載っていたことも発見した。ちょっと驚いたけど。

「キクタン ADVANCE」の最近出た改訂版で、その見出し語に載っている。

しかし「TARGET 1900」では後ろの1501~1900に収録され、カードはない。

でも40年前の「試験に出る英単語」には最初の最重要語で載っている単語がある。

これはどう解釈すれば良いのか?例えば conscience(良心)という単語がそうだった。他にもかなりある。

ぐるぐる巡っているのか?

私がさっき「あまり変わっていないような気がする」、「できるなら全部載せてしまえばいいのに」そして以前に「学生は閑がなさすぎる」と言ったのは、この作業をやっていたからだ。

まあ一応全部終わって良かった。さすがにカード500枚自作はきつかった…。実は自作カードは後2,000枚ぐらい持っているから、何かに生かさなければ元が取れないな、と品性下劣で卑しいことを考えている自分が情けない。

同時に新しくなった中学の教科書の方でも、例文テストや単語練習などを作っていたから、この一か月で頭の中が英単語で「満員すしずめ」状態で、圧死した単語もいるかもしれない。「死骸」を回収しなければ。途中、中間テストもあったから、まさに「オオワラワ」である。

改めて観察すると、中学英語の単語もかなり高度化した

今まで「遠足」は outing や field day ぐらいで良かったのに、excursion まで出してくるとは思わなかった。さらには「顔を赤らめる」blush、「表現」expression など、以前なら高校1年で出たものが、中学1~3年にぽろぽろ出ている。

なぜこんなバランスの悪いことが起きているのだろう、とか考えていたのだが、建前では「小学校で基礎的な英語を学習すること」が必修化していたことに、気が付いた。

つまり「基礎はわかっているよね」で、中学が始めるからだ。ますます小学生の時にサボっていて、英語でも国語でも甘やかされている人は、中学で一発でアウトになるだろうな、という確信を同時に得た。

少し大げさだけど、これは「中学1年生から頑張ればなんとかなる」人の少数化を引き起こす。人によっては中学に入学した時点で「負け組決定」の場合もあるわけだ。でも小学校の先生はそんなことを教えてくれるわけがない。というわけで、さらに細かい対策を考えているところだ。