3年生は今から毎日立て直すことに専念する
3年生で、自力で夏の課題ができなかった人は、合格は黄色からオレンジぐらいの信号がでていて、かなりまずい事態になっていると覚悟する。そして来るべき2学期中間と期末テスト、そして受験に向けて頑張らなければならない。もし高レベルの高校への合格を目指しているなら、それこそ、マナジリヲケッシテ真剣に取り組む。
部活動もたいてい終わっているはずなので、学校が終わったらまっすぐ家に帰り、帰宅したら、気持ちを切り替えて、毎日、自分が苦手だ・敬遠している分野や科目に必ず1時間は取り組むようする。1週間続いたら大丈夫だ。そして夕食を早めに食べて、学校課題に取り組み、お風呂に入ったら、もう一度昨日やった内容を復習するようにする。できれば志望する学校の過去問題も、解答しなくても良いから「見る」ことも大切だ。そうすれば気持ちも継続するだろう。
過去問題を観察しよう
兵庫県の社会科目はそんなに難しくない(と思う)が、理科は中々で、数学はかなり難しい。また英語は以前はそうでもなかったが、今年から単語の量がものすごく増えたから、必ず難化するだろう。教科書に出て来るものはすべて覚えなおす必要がある。
何しろ周りが大阪と京都で、難関・有名の大学が結構多い。それでも子供をかかえた住民が、他府県に逃げ出さないように、県は「住みやすさと学習環境のレベルアップ」をはかり、「仕事や大学は大阪・京都、でも住むのは兵庫県」にしてもらい、住民税や地方消費税などの税収を確保することが大切だからだ。
でないと、日本海と瀬戸内海の2つの海を持ち、気候も南北で全然違っていて、淡路島のように大きな島まであるこの広い県土を運営することが難しくなる。大切なのは「人」だ。モノは壊れても良いが、人を死なせてはならないのが、地震の教訓だ。
ここで少し余談。
しかし兵庫県は人口流出が日本で1位か2位を争うぐらいになってしまった。2011年からは毎年減少、2019年から20年にかけての減り幅は最近10年間で最大の2万人超となり、2020年の推計人口は546万人で、約30年前と同水準にまで減少してしまい、転出者が転入者を上回る「転出超過」に歯止めがかからない。最大原因は少子高齢化で、「自然減」は2年続けて全市町で記録して2万人というある意味すごい記録だ。
閑話休題
以上のような理由から、夏に失敗した原因は期間が長いと勘違いしたこと、学校の夏課題はすぐに済ませることができると錯覚したこと、暑いこと、などだったと突き止めて、秋からは「勉強することが当たり前」という姿勢を身に付ける、毎日苦手科目・苦手分野に取り組みこと、過去問題を観察することなどを取り入れて、態勢を他立て直すことに専念する。
逆に今2年生の人たちは、夏休みは、なるべく早めに夏課題を済ませることができればそれで良し、どんな形でもいいから「勉強することが当たり前」ぐらいに持っていくことを心掛け、それができたら「上々の出来ぐあい」と思うこと。後は夏祭りや花火を楽しむ余裕が欲しいところだ。そして秋から冬にかけて、部活動などが制限されていくこの時期に、「冬ごもり」の準備として色々とため込み、消化していく。
夏は勝負所ではなく、むしろ秋と冬への実りを確実にするための最後の準備期間と割り切って、苦手なものだけに取り組む方が、最近の夏休み短縮化への対応と言える。
よって今後は、夏は暑いのと、短縮されるのとで、勝負所と言うよりは、真剣な準備期間にして、勝負は秋と冬とする。同時に1年と2年は春に新学期が始まるまでに、勉強を相当やりこむ必要がある。大戦略を誤っては、徳川家康にしてやられた、羽柴秀吉 後の豊臣秀吉の「小牧長久手の戦い」のようになるだろう。