鬱病は年齢を問わない
この記事を書いた動機はもちろん「子供も鬱病になる」という情報を知ったからだ。
昔のデーターがないから比較はしにくいが、仮にコロナ騒動がなくても、現代はストレス満載なので、子供が鬱病になる可能性はかなり高いと思われる。
大人でも子供でも、鬱病でもそれ以外の病気でも、罹患してしまった場合はすみやかに治療を受けて、家庭でも食事療法を進めるなどして早く治ることを目指す。
しかし健康な方が良いに決まっているし、避けれる危険は避けた方が良いから、予防に努めるのが自然だ。
次に、鬱病は鉄分の不足からも起きる。
鋼の錬金術師で、エドワード・エルリック曰く、
この中で鉄分が問題になるとは…
鉄分は赤血球のタンパク質、ヘモグロビンのなかにヘム鉄という形で含まれ、酸素と結び付いて、運ぶ。つまり鉄不足は、酸欠⇒貧血を招く。もし鉄分の適切な補充がないと、蓄えられている貯蔵鉄が放出され、ますます鉄不足になるわけだ。ヘム鉄は、動物性食品に多く含まれ、よく知られているのが、レバーや赤身肉、カツオだ。しかし最近はダイエット=肉を摂取しない、という短絡な流れがあるために、ますます鉄分不足になる。そして肉はどうしても高価なため、経済的に苦しい家庭は肉不足になる。
困ったことに鉄分は人体への吸収効率があまり良くないので、大目に取る必要がある。また食品ではなく、サプリメントから無理やりに取ると、中毒症状も起こす。やはり自然摂取=食事からが一番だ。
産後鬱も医学的根拠がある
さて、よく聞く鬱病に「産後鬱」というのがある。私は鬱病について勉強する前は単に「お産で弱ってもいるし、まだまだパパさんはヘルプにならないし、赤ちゃんは泣くし、くたびれてしまうから、鬱状態になってしまうのだな」と簡単に考えていた。しかしお産⇒鬱は極めて自然な流れで、医学的合理性があった。
つまりお産をすると、女性は骨分をごっそり赤ちゃんに持っていかれる。その時に、鉄分もだ。十分な備蓄鉄があるなら耐えることができるが、やはりそこは最近の女性は、元々が鉄分不足の人が多いので、1回のお産であっさりと鉄不足になり、新生児の面倒を見るのが大変なこともあって、鬱症状から、鬱病になってしまう確率が高くなる。そこにパパさんの援護がないなら、もうご家庭は阿鼻叫喚の只中となるであろう。また男は馬鹿が多いから、そんないっぱいいっぱいの状態のママさんに、過剰な家庭運営を要求し、下手をすると離婚騒ぎになる。
栄養失調も怖いが、食事から来る精神的な病気もありえるのだ、にはちょっと驚いてしまった。大人同士なら話し合うこともできる。しかし子供は精神も肉体もまだまだ弱いし、自分の状況を伝える言語能力も未発達、しかも環境すら親・保護者次第だから、食事に無関心な家庭だったり、子供の偏食癖が治っていなかったりすると、タンパク質の不足+鉄分の不足がかみ合ってしまって、鬱病一直線ということになりかねないので、なおのこと「子供だから大丈夫だ」などとお気楽に考えずに、むしろかなり慎重にいかないといけないようだ。
世の中にはまだまだ知らないことが多すぎる。そして「食育」の大切さも再確認したことで、もっと鬱病について知りたくなった。つまり防御用の知識を増やしたくなったのだ。