あくまで予定ですが、以下のような順番で学習を進めます。途中入塾で、遅れ気味の人は個人指導を行います。今回の改正により、1年生の学習は今まで以上に学習範囲が広くなりました。もちろん今後の基礎となるものも多いです。絶対に手を抜かないでください。

英語の内容数学の内容
4月
基礎的なフォニックスによる単語練習と暗記
一般動詞の基礎
助動詞 can の基礎
正と負の数
5月
be動詞・形容詞・複数形
教科書の暗記・暗写
中間テスト対策
文字式
中間テスト対策
6月
場所・時間等の副詞句と前置詞
教科書の暗記・暗写
期末テスト対策
文字式と方程式基礎
期末テスト対策
7月
三人単数現在形
教科書の暗記・暗写
方程式文章問題とここまでの復習
8月
文の転換の復習
人称代名詞
教科書の暗記・暗写
7月とほぼ同じ
9月
文の転換練習
助動詞 can と三単現
教科書の暗記・暗写
比例と反比例
10月
「~がある、いる」の文
命令文など細かい文法分野の確認
教科書の暗記・暗写
中間テスト対策
比例と反比例
中間テスト対策
11月
文の転換練習
現在進行形
教科書の暗記・暗写
期末テスト対策
主に図形の作図と期末テスト対策
12月
文の転換練習
一般動詞規則変化
不規則変化過去形
教科書の暗記・暗写
主に平面図形
1月
文の転換練習
be動詞過去形
教科書の暗記・暗写
主に空間図形と求積問題
2月
過去進行形
未来形
教科書の暗記・暗写
学年末テスト対策
主に学年末テスト対策
3月
主に復習と春期講習
2年範囲の予習
主に復習と春期講習

約束事を守ろう

中学1年生は、全く始まったばかりで、 まだ学習事項も簡単ですが、絶対にこの時期をはずさないことです。 基礎から、基本から、発展・応用まで、何事にも約束事を守ることから始まるからです。しかし、最近では小学校の学習が、あまりにもおそまつになっていることも多いので 自衛手段を取る必要があります。

数学は算数の計算をやり直しておく

今のうちに小学校の復習をしておくことが大切です。 小数÷小数などの小数の計算、 分数の混じった計算などを、 やり直す時間を作りましょう。

割合も大切です。なにしろ「1200円の30%引きはいくらですか?」の質問に10秒で答えられない人が 、「a 円の x %引きを式に表せ」に答えられるとは、 ちょっと期待できません。

英語は今回の改正でさらに範囲が拡大

英語は、教科書に沿って、学習します。文法は当塾でまとめた テキスト「Vitals」をベースにした補助テキストを使って、基礎から発展へと導きます。範囲も以前に比べて、かなり広くなりました。でも、負けてはいけません。 当塾の「Vitals」はどんな時でも通用します。しかし活かすも殺すも学習者次第です。そして、もっと大切なのは、「教科書の暗唱と暗写」に、より一層真剣に取り組むことです。 たくさん書いて覚える覚悟と実行が必要です。

VITALs

小学校の時に英語塾に行ってたからと言っても、全然できない場合もあります。その塾では単語テストがあって、ペナルティーの書き取りがあって、不合格の時は再テストで、合格するまでやった、という以外は信用しません。

数学は問題集を解くことだが、わからない時は…

数学も、まずは教科書の内容を完全理解して、覚えるまで反復することです。 参考書などはその後。もちろん補充問題も出します。 また定期テスト前後に提出が要求されることが多い学校の付属問題集も、時間の合間を見て、 「お手伝い」しましょう。ただし約束があります。

この傍用問題集には解答集が付いているので、 たいていの人は解答の仕方がわからないときは、 そのまま「人間コピー機」になって写してしまうのですが、 これはいけません。わからないときは解答集を「よく見てよく読んで 」かまいませんが、その時点では、解答を写してはいけません。

1日か2日過ぎたときに、もう一度解答してみること、 これが約束です。もちろん何回やっても、どうしても 分からない問題は、写しても構いません。 つまり写すのは最後の手段、としましょう。 このように余裕を持って学習し始めるためには、 早めに手をつけることが大切です。

保護者の方へ…理屈をこねる理由を考える

中学生になると、それまでいわゆる「子供子供」していた子供たちが、急に大人びたことを 言うようになることが、多々あります。 流行の言葉で、中2病とかいうそうです。それはそれでいいことだし、またそうでないといけないのですが、 子供が理屈を捏ね回して、勉強しない言い訳にすることも多いです。たとえばこんなとき、保護者の方はどう対応しますか? ただし、当方のような受け答えは、 生徒とある程度の信頼関係 (この先生はあまり嘘は言わない、とか、指示通りにすれば確かに成績はあがる 、など) ができていないと、あまり効果はないので、 ご注意ください。

子供: 僕は日本人だから、英語なんてできなくてもいいや。(本音は英語の勉強がメンドウなので)

普通はこうお答えになるでしょう。
保護者: 何言ってるの。今からちゃんとやっておかないと、後で困るのは自分なのだから。

もっともこの返答パターンは、どんな科目にも使えるので、 便利と言えば、便利ですが、汎用性に優れているため、インパクトが小さいという欠点があります。当方はこのような場合は、こう答えます。

塾:全くその通り。すると日本人である君は、国語は当然満点なんですね?

本当に満点であるなら、別に英語は50点でもいいのです。 もっとも国語が満点なら、他の科目もそうひどい点は取っていないはずです。 要するに、「日本人だから…」という部分は否定しておいて下さい。

あるいはこんな場合はどうでしょうか?

子供: 中学校の勉強なんか役に立つのかなあ。

普通こうお答えになるでしょう。
保護者:高校に入るための基礎だから役に立つに決まっているでしょう。

この返答パターンも、便利ですが、同じ欠点があります。 当方はこのような場合は、こう答えます。

塾:あまりに基礎的すぎて、役には立ちません。でも電気がないと、テレビもパソコンも 使えません。中学校の勉強は「電気」として必要なのです。それよりこのままの点数で君は「気持ちいい」ですか?まずはその不愉快なことを無くそう、あるいは減らそうとする方が、中学生活の快適度が増すと思いますけど。君はどう思いますか?

目の前の不愉快さをなくすことは非常に大切だし、そもそも本人も「このままではまずいな~」とは思っているはずです

煽てたり、賺したり、なだめたりしながらでも進めていくのが最良の方法でしょう。それでも勉強は嫌だ、メンドクサイという場合は、保護者の方も覚悟をお決めになるしかないと、当方は長い経験上、結論します。